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下関市立大学について

3つの理念と2つの目的

3つの理念

教育と研究の一体性に基づく新たな知の創造

大学とは、なによりもまず、学生と教員がともに手をたずさえて新たな知の創造をめざす共同組織です。このために教員には、研究能力にとどまらず、みずからの研究成果を教育に十分反映させることのできる教育力が求められます。そして学生もまた、教えを受けるという受け身の姿勢にとどまることなく、みずから「学ぶ力」を高め、旺盛な研究心を発揮することが求められます。本学は、このような教育と研究の一体性を堅持し、教員の教育・研究能力と学生の「学ぶ力」をともに高めて、新たな知の創造に努めます。

東アジアを中心に広く世界に目を向けた教育と研究

三方を海で囲まれた下関は、古来、朝鮮半島や大陸との人的、物的交流の結節点であり、ここを基点として同心円が拡大するように、多様な国際関係が形成されてきました。下関から東アジア、さらには世界へと目を向けることで、現在の国際関係がどのような構造を持っているのか、またそれがどのようにして作られてきたのかを理解することができるのです。本学は、こうした地の利を活かし、国際社会における人々の交流と共生のあり方についての理解を深め、新たな展望を切りひらくことをめざします。

地域社会の知的センターとして地域に根ざした教育と研究

地方都市に設置された公立大学として、豊かな地域社会の創成に貢献することは本学の重要な責務です。このために、本学の教育と研究は深く地域に根ざしたものでなければならないと考えています。地域社会がかかえる諸問題を市民とともに考え、解決策を探ります。また他方では市民の生涯学習への対応などのために、大学の知的資源を積極的に開放し活用していきます。本学は、そのような「市民の大学」すなわち市民をも交えた知の交流と創造の場として、地域社会の知的センターとなることをめざします。


2つの目的

下関市立大学の教育と研究は、以上の3つの理念に基づいて、以下を目的としています。

1

バランスのとれた教養豊かな高度職業人を養成すること

2

地域社会及び国際社会の発展に寄与すること