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下関市立大学について

学長からのメッセージ

未来への行き先を照らし続ける大学であるために―
―本学の歴史とみなさんの人生が重なるとき、導き、支える存在となります

2025年度は下関市立大学にとって特別な年です。経済学部の単科大学として歩んできた本学が、創立64年目にしてデータサイエンス学部、看護学部を有し、名実ともに総合大学としての新たなスタートを切りました。新校舎や学部間交流を促すプロムナード、優れた教師陣と優秀な事務職員とともに、本学は新しい時代を生きるみなさんをお迎えします。今、本学はこれまでの遅れを挽回し、未来に希望を繋ぐための力強い流れの中にあります。「未来社会の創造」・「地域社会との共創」・「国際社会との共創」からなる『SCU Vision 2040』を掲げ、着実に新しい歴史のうねりをつくってきました。新学部の開設もその一つであり、激しい大学間競争を勝ち抜き、本学が“西の名門”となるための大きな第一歩です。

「未来社会の創造」――地域IT企業であるSEアシストとの連携協定により、IT人材育成や地域課題解決への取り組みを約束。さらに、世界的企業のヤクルト本社と共同科目を設置し、成績優秀者は本社の社長、専務を含む役員の前で自らが考案した地域貢献事業についてプレゼンテーションの機会を得ました。

「地域社会との共創」――下関市の人口減少・少子高齢化問題の解決に向けて、本学は下関市とYMFG(山口フィナンシャルグループ)、一般財団法人ちいき未来研究所(旧一般財団法人山口経済研究所)の4者による、強固な産官学金連携を軸にした共同研究を発表。データの収集・分析から施策への反映までを迅速に行える体制をつくり、地域の実情に根差した社会実装を目指すとともに、国際的な文脈にも貢献しうる世界水準の研究にも挑戦します。また、下関市教育委員会との理数教育強化のための協働の推進や、地域の産業・雇用の活性化および若者の未来応援のためのアントレプレナー(起業家)育成教育の充実、「しものせき地域DX人材育成リスキリングプログラム」が文部科学省のリカレント教育推進事業に採択されるなど、地域人材の育成と活用に向けた大学機能の強化にも取り組んでいます。そのためにも、京都大学や名古屋大学といった研究力の高い大学との共同研究によって、相乗的な研究力向上を図っています。

「国際社会との共創」――高齢化から担い手不足が深刻化する農業分野で、キルギス国立農業大学との協定によって地域農業を担う人材育成に着手。あわせて、同大学内に国際的な教育・文化交流のための学術研究センター設立も進めます。米・サンフランシスコ州立大学とは、MBA3.5+1+1パスウェイプログラムや留学支援のための奨学金制度を整備し、学生の国際的な学びの選択肢を広げています。今年3月、これまで協定を結んだ仏・ボルドー・モンテーニュ大学や、英・サリー大学から講師をお招きし、本学の総合大学化を記念した国際シンポジウムを開催しました。今後も、フランス、イタリア、ベルギー、スウェーデン、インドネシア、マレーシア、ベトナムなどの国々と、大学間連携協定の締結を積極的に進めていきます。

さらに、2024年度の卒業予定者アンケートでは、約9割の学生が本学の教育に「満足した」と回答し、オープンキャンパス来場者数は過去10年で最多を記録するなど、成果は数字にも表われています。これらの根底には、『学生第一主義』という本学の揺るぎない姿勢がありました。変化の激しい時代、将来が見えにくい社会だとしても、どうか恐れないでください。下関市立大学はいつでも、みなさんの先頭に立って先を照らす存在であり続けるでしょう。これから本学が築いていく新しい歴史の流れの中に、みなさんの人生が重なるとき、私たちはその歩みを全力で支えていきます。

韓 昌完

下関市立大学 学長

韓 昌完

HAN Chang-wan, Ph.D.

最終学歴

  • 東北大学医学系研究科博士後期課程 修了(2005年3月)
  • 東北大学経済学研究科博士後期課程 修了(2011年9月)

学位

  • 博士(医博(障)第88号)(2005年3月)
  • 博士(経博(経営学)第84号)(2011年9月)

経歴

  • 東北大学大学院医学系研究科 非常勤講師
  • 東北大学大学院医学系研究科 Visiting Professor
  • 韓国 又松(ウソン)大学保健福祉学部 助教授
  • 国立大学法人 琉球大学教育学部 教授
  • 下関市立大学 理事・副学長
  • 下関市立大学大学院経済学研究科 研究科長
  • 下関市立大学 副学長(統括)
  • 下関市立大学 学長就任(2022年4月)

学長室より


歴代学長

氏名 在任期間 備考
韓 昌完 2022.4-(現在)  
川波 洋一 2016.4-2022.3  
吉津 直樹 2013.4-2016.3  
荻野 喜弘 2010.4-2013.3  
坂本 紘二 2007.4-2010.3  
堀内 隆治 2004.4-2007.3  
下山 房雄 1998.4-2004.3  
大屋 祐雪 1992.4-1998.3  
木下 悦二 1986.3-1992.3  
山田 龍雄 1980.3-1986.2  
大津 親人 1980.1-1980.2 学長事務取扱
北村 元一 1976.4-1980.1  
北村 元一 1976.1-1976.3 学長事務取扱
河野 實 1973.3-1976.3  
伊藤 迪 1967.3-1973.3  
木下 友敬 1966.4-1967.3 学長事務取扱
目崎 憲司 1956.4-1966.3