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経済学部

公共マネジメント学科

公共マネジメント学科で学ぶこと

経済学と経営学・商学の知識とともに公共的な問題を考える力を身につける

伝統的な経済学は、消費者・企業などの経済主体を、政策や社会の変化を受け、「受動的に」行動する主体と考えてきました。これにより、経済主体の意思決定や、様々な政策手段の効果に関する普遍的な法則を考え、より良い社会づくりに活かそうとしてきたのです。
しかし、経済主体である人・企業等は、政策形成や社会の変化に影響する当事者でもあります。どのような政策を支持するか、どのような企業のどの財を消費するかといった日々の選択が、将来の社会を決めていきます。そして私たちは、新しい知識や価値観に触れることによって、自らの選択を「能動的」に変えることもできます。このような理由で、現在では、政府に限らない様々な人・組織に、公共の担い手としての役割が期待されています。
公共マネジメント学科では、経済学や経営学・商学に加え、法・政治・行政などの公共に関連する多様な分野を学びます。これにより、幅広い視野・立場から、社会の問題や解決策を考える能力を身につけます。

卒業認定・学位授与の方針ディプロマポリシー

A.
多様な人・組織が公共的価値を含む領域に関わることの意義を理解し、自らが置かれた立場のもとで、社会の担い手の一員として活躍することのできる能力を身につけている。
B.
経済学の代表的なアプローチを理解し、幅広い視野から経済・社会について考察できる能力を身につけている。
C.
組織運営や商取引に関する専門的な知識や技能を理解し、様々な職能分野と協力しながら、組織の中で活躍することができる能力を身につけている。
D.
地域・社会に関する制度・政策・諸問題に関する知識を有し、地域・社会の様々な問題を発見し、現実的な解決策を考察することのできる能力を身につけている。

在学生VOICE

地域に関する知識や活動経験をもとに下関市の課題解決に取り組みました

公共マネジメント学科 4年

齋藤 洸輝 さん(⼭⼝県⽴宇部中央⾼等学校 出身)

高校時代から「商店街のシャッター街化」などの地域課題を、どうすれば解決できるかといったことに関心がありました。下関市立大学の公共マネジメント学科へ入ったのは、フィールドワークなどによって地域課題の解決策を探究できるからです。実際、入学後は公共的な事項に目を向けながら学びを進め、知識を深めることができます。「非営利組織論」のように公共的な組織や活動にフォーカスした授業に加え、地域に関する授業が多いので、私自身、地域課題・地域政策などの具体的事例を交えながら詳しく学ぶことができ、とても有意義でした。
また私は、課外活動にも力を注いでいます。SCU~地域魅力拡散し隊~というサークルに所属し、下関市の文化財を活用したイベントで地域の魅力を伝える活動を行うほか、小学校でのボランティア活動にも参加して地域を盛り立てています。将来は、授業で得た知識とこの経験を生かす仕事がしたいです。下関市は今、若者が近隣地域に流出してしまう課題を抱えています。若者が地元の魅力に気づき、とどまりたいと思えるような活動に取り組んでいければと思っています。

教育課程の編成・実施方針カリキュラムポリシー

A.
専攻基礎・専攻応用全体を通じて、多様な主体が公共的な価値を含む領域に関わることの意義を理解する。
B.
専攻基礎・専攻応用「経済・財政」を通じて、経済学の主要なアプローチを理解する。
C.
専攻基礎・専攻応用「経営・会計」を通じて、組織運営や商取引に関する様々な専門的な知識や技能を理解する。
D.
専攻応用「法・政治・行政」「地域・社会」を通じて、地域・社会に関する制度・政策・諸問題に関する知識を深める。

授業科目紹介

公会計論

公会計論では、市役所や県庁など、地方自治体の会計・簿記について学習していきます。日商簿記検定で学習する内容は、民間企業のうち株式会社を対象にしているので、簿記が得意な人でも馴染みのない専門用語が沢山出てきます。この授業では、そうした地方自治体で用いられる独自の専門用語の理解や取引の記帳方法も含めて、皆さんの住んでいる地方自治体の決算書の財務分析ができるようにカリキュラムを構成しています。

行政法

少し日常を振り返ってみましょう。原付バイクに乗り、ドラッグストアで薬を買う。その途中の建築現場で文字が書かれた看板を目にする。そんな経験はありませんか。また、自宅では工場の騒音もなく静かに暮らせていませんか。実はこれらにも行政が絡んでいます。日常には行政が溶け込んでいるのです。
行政法では様々な行政の活動とそれらに関するルールを学びます。行政法を学ぶことで日常の解像度がちょっと上がるかもしれません。

公共マネジメント特講

この授業では、住民、企業、行政などがどのように関わりあい、地域の課題を共有し解決していくか、地域を発展につなげていくか実際の事例を踏まえながらそのプロセスを学びます。各界それぞれがもつ課題、対応行動を客観的に把握し、学修者自らが実地で調べ議論を交わしながら考え方を整理していきます。特に公共マネジメント特講Ⅰでは地方行政の仕組み、地域経済、社会調査の基礎を学び、公共マネジメント特講Ⅱのフィールドワークにつなげます。

専門教育カリキュラム

  1年 2年 3年 4年



経済学入門
経済数学
日本経済論
商学総論
経営学入門
ミクロ経済学Ⅰ
マクロ経済学Ⅰ
経済原論Ⅰ
簿記原理Ⅰ
現代政治学
公共マネジメント特講Ⅰ
憲法
非営利組織論
環境マネジメント
公共マネジメント特講Ⅱ
公共マネジメント論
コミュニケーション心理学
   









  民法Ⅰ・Ⅱ
行政学
ビジネス法入門
行政法Ⅰ
消費者法
行政法Ⅱ
国際政治学
地方自治論
会社法
人間関係論
 




  ミクロ経済学Ⅱ
マクロ経済学Ⅱ
経済統計
財政学Ⅰ・Ⅱ
経済政策Ⅰ・Ⅱ
社会政策
公共経済学
社会保障論
地方財政論
公会計論
教育経済学
医療経済論
 




  経済地理学Ⅰ・Ⅱ
地域論
まちづくり論
社会学
地域政策Ⅰ・Ⅱ
都市計画論
都市社会学
地誌学
社会調査論
都市環境論
 




  簿記原理Ⅱ
マーケティング論Ⅰ・Ⅱ
経営管理論Ⅰ・Ⅱ
企業分析論
流通政策
経営組織論
企業倫理
非営利組織マネジメント論
産業組織論Ⅰ
福祉経営論
非営利会計論
 
専門演習     専門演習Ⅰ 専門演習Ⅱ

※カリキュラムは変更することがあります。


時間割例

時間割(1年次春学期)

第一外国語は英語・中国語・韓国語から選択

  • 教職課程履修者必要科目
  MON TUE WED THU FRI
1       アカデミック
リテラシー
 
2 経済数学 経営学入門 英語Ⅰa   経済学入門
3 人文地理学
概論
心理学概論 スポーツ実践A    
4 日本経済論 教職論※      
5 数学入門   商学総論   英語Ⅰb
スクロールできます

時間割(3年次春学期)

  MON TUE WED THU FRI
1         地方財政論
2 地方自治論 社会保障論     非営利組織論
3   民法Ⅰ 地域政策Ⅰ   非営利組織
マネジメント論
4 専門演習Ⅰ 財政学Ⅰ   会社法 簿記原理Ⅱ
5          
スクロールできます

教員紹介

スペシャリストたちから深く広く学ぶ、「経済と地域」、それにまつわる「知識と情報」。