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経済学部

経済学科

経済学科で学ぶこと

経済学の多様な手法を学び 社会問題の解決に取り組む

経済学はとても幅広い学問です。あえて一言で表すならば、「社会をより良くするためにはどうすれば良いかを考える学問」です。どうすれば良いかを考えるためには、社会の仕組みを理解するとともに、現実の社会が抱える問題を把握し解決に向けた方策を考えていくことが求められます。
現代社会は、グローバル化や情報化の進展、技術の高度化など、より複雑なものになっています。それに対応して、経済学においても大量の統計データの分析や人間の行動原理を理論に取り入れるなど、新たな研究手法が必要となっています。
経済学科では、伝統的な理論から最新の分析手法まで、幅広い経済学のアプローチを学ぶとともに、グローバル経済から地域社会に至る多様なスケールの空間をフィールドとして、実証的な研究分析にも取り組んでいきます。社会が抱える問題に実際に触れることで、制度や政策の理解を深めるとともに、問題解決に向けた実践的な手法も学びます。

卒業認定・学位授与の方針ディプロマポリシー

A.
経済学の代表的なアプローチを理解し、幅広い視野から経済・社会について考察できる能力を身につけている。
B.
数量的・統計的データやモデルも活用しながら、様々な経済現象について論理的な考察ができる能力を身につけている。
C.
国境を超える企業や金融などの経済主体の行動や関係について、日本経済との関係も意識しながら考察できる能力を身につけている。
D.
経済・社会・地域に関連する様々な政策や制度の意図について、それらの歴史的背景とあわせて理解するとともに、長所や短所を考察できる能力を身につけている。

在学生VOICE

経済学科3年(2023年4月1日現在)

澤田 侑希 さん(神戸星城高等学校 出身)

金融や日本の経済情勢等の経済学に加え地域経済・社会の知識も併せて得られる下関市立大学の学びが、将来の夢である地方公務員の仕事に活かせると思い、進学を決めました。
特に印象に残っている講義は、少子高齢化の社会で今後地域社会を維持するためのあり方について考究する「地域論」です。この講義で聞いた町の衰退についての内容は、高齢化により地域のイベント等が今ではほとんどなくなってしまい過疎化した地元の今と重なり、いつか地元を活性化させたいと思う自分にとって、とても重たく刺さりました。経済学科だからこそ地域のことも学習し、将来地域に合った政策や町おこしができるように多角的な視野を持てるように励んでいます。
また、下関市立大学は少人数制の講義で先生にも気軽に質問ができるので、一人ひとりへのサポート体制も整っています。キャリアセンターや相談室もあり、それぞれの将来に向けて充実した環境で学ぶことができます。

教育課程の編成・実施方針カリキュラムポリシー

A.
専攻基礎を通じて、経済学の主要なアプローチを理解する。
B.
専攻応用「理論・分析手法」を通じて、経済現象について論理的な考察ができる能力を深める。
C.
専攻応用「国際・東アジア」を通じて、国境を超える経済主体の行動・関係を考察できる能力を深める。
D.
専攻応用「制度・政策」「地域」を通じて、経済・社会・地域に関する政策や制度を考察できる能力を深める。

授業科目紹介

ミクロ経済学

ミクロ経済学は、ものをつくり、つくったものを他者とやりとりし、つかう・楽しむ世の中での私たちの幸せについて考える学問です。私たちが消費して幸せを感じるためには誰かが生産する必要があります。つまり、生産、交換、消費のプロセスすべてを視野に入れなければなりません。本講義では、人々が自らの幸せを第一に考えるときの行動の傾向を理解し、さまざまなものの価格と取引量の変化を同じ原理で説明できることを学びます。

西洋経済史

米国の環境史家J.R.マクニールは「過去を知ろうとしない人物の欠点は、現代を知らないことである」と指摘しています。西洋経済史では、欧米諸国がどのような歴史的経緯を経て、資本主義を生み出したのか、そして資本主義は社会や人々の暮らしにどのような影響を与えたのかを検討していきます。その結果、現代の社会経済への理解が深まることを期待しています。映像や絵画資料などを利用して、暗記一辺倒とは異なる歴史の授業を行っています。

経済地理学

産業や人口の分布はなぜ偏るのでしょうか?東京一極集中に代表される地域間格差はなぜ縮まらないのでしょうか?地方都市が持続可能であるために何をすべきなのでしょうか?本講義では、経済的事象を空間的に捉える学問である経済地理学の視座からこれらの問いにアプローチします。産業の立地や集積、都市の成長・衰退に関する論理や事例を学ぶことで、現代の社会・経済の地理的状況を読み解き、問題解決に向けた考察力を養います。

専門教育カリキュラム

  1年 2年 3年 4年



経済学入門
経済数学
日本経済論
ミクロ経済学Ⅰ
マクロ経済学Ⅰ
経済原論Ⅰ
国際経済学入門
ミクロ経済学Ⅱ
マクロ経済学Ⅱ
経済原論Ⅱ
経済統計
金融論Ⅰ
財政学Ⅰ
経済地理学Ⅰ
日本経済史
西洋経済史
国際経済学
産業組織論Ⅰ
   









  計量経済学Ⅰ
経済学史
企業分析論
計量経済学Ⅱ
応用ミクロ経済学
産業組織論Ⅱ
応用計量経済分析
応用マクロ経済学
社会調査論
 






  国際貿易論
開発経済学
国際マクロ経済学
国際政治学
国際関係論
東アジア経済論
中国経済論
現代韓国社会論
国際金融論
多国籍企業論
アジア経済史
中国社会論
韓国経済論
 




  経済政策Ⅰ・Ⅱ
金融論Ⅱ
財政学Ⅱ
社会政策
公共経済学
教育経済学
現代資本主義論
証券論
労働経済論
社会保障論
環境経済学
非営利組織論
行政学
金融システム論
保険論
医療経済論
福祉経営論
 

  地域論
経済地理学Ⅱ
まちづくり論
社会学
地域政策Ⅰ・Ⅱ
地方財政論
中小企業論
水産経済論
都市計画論
都市社会学
地方自治論
地誌学
地域産業論
都市環境論
 
専門演習     専門演習Ⅰ 専門演習Ⅱ

※カリキュラムは変更することがあります。


時間割例

時間割(1年次春学期)

第一外国語は英語・中国語・韓国語から選択

  MON TUE WED THU FRI
1   下関の
産業とみらい
    キャリア
デザインA
2 経済数学 経済学入門 韓国語Ⅰa 健康と運動  
3 中国語L 日本経済論   アカデミック
リテラシー
韓国語Ⅰb
4 統計入門        
5 数学入門        
スクロールできます

時間割(3年次春学期)

  MON TUE WED THU FRI
1 経済学史   行政学 労働経済論 地方財政論
2 地方自治論 社会保障論     産業組織論Ⅱ
3     社会政策   現代資本主義論
4 日本国憲法       専門演習Ⅰ
5          
スクロールできます

教員紹介

スペシャリストたちから深く広く学ぶ、「経済」とそれにまつわる「知識と情報」。