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下関市立大学

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#地域活動

下関市立大学サークル「日本遺産探Q会」が下関市の六連島で地域づくりイベントに参加しました

 2018年11月3日(土)に、下関市立大学日本遺産探Q会のメンバー11名と、顧問が担当している基礎演習から希望した1年生の学生4名、サークル顧問の本学教員1名が、六連島で行われた地域づくり関係のイベントに参加して、お手伝いをしました。
 まず、午前中に、門司海上保安部が主催の、六連島灯台が日本遺産「関門“ノスタルジック海峡”」の構成文化財の1つであることを説明する案内板(設置)の除幕式などの記念式典がありました。サークルメンバーの1人が、関門海峡日本遺産協議会委員を務めていることもあり、来賓の1人として除幕式に参加しました。他のサークルメンバーは、その「勇姿」を見るとともに、合わせて6年ぶりに一般公開された灯台内の見学も行いました。
 昼食には、自治会の婦人部の方たちがひじきご飯を作ってくださり、みんなで美味しくいただきました。サザエの壺焼きも学生たちのためにたくさん美味しく焼いてくださって、いただきました。ごちそうさまでした。
 午後1時からは、港の前にある漁村センターで、六連島自治会の依頼により開かれた市民合唱団によるコンサートがあり、たくさんの観光客が参加しました。それに合わせて、日本遺産探Q会も、何らかのお手伝いや活動ができないかと以前から考えて、次のようなことをしました。
 午後2時半からは、カルタ大会班と島内散策班に分かれて活動しました。まず、カルタ大会班が、コンサート終了後に同じフロアで、サークルメンバーの手作りでけっこう素敵な出来の「関門”ノスタルジック”海峡カルタ」(下記のホームページからダウンロードできます。)によるカルタ大会を開催しました。島の子どもたちがたくさん来てくれて、たいへん盛り上がり、アンコールに応えて3回戦まで行いました。自分たちが作ったもので、楽しく遊んでくれている姿を見て学生たちも喜んでいました。
 島内散策班のほうは、コンサートの参加者など観光客に呼びかけて、希望者に島歩きの道案内をして、灯台や玄武岩、花のハウス、西教寺、六連島八幡宮をめぐってちょうど1時間で島を1周しました。ツアー参加者の1人からは、学生の案内が親切で楽しかったとの感謝の言葉をもらいました。学生のほうは、迷わず案内できて、ほっとしたようです。
 下関市教育委員会文化財保護課の職員の方が今回も参加しておられ、サークルで夏に完成させた六連島の案内マップ「下関“成長”物語Vol.2~六連島の魅力を伝えたい!大学生から見た、島の良いところ~」を、この日のためにパネルにしてくださり、漁村センターの前に展示してくれました。ありがとうございます。このマップは、六連島自治会長さんの提案で、下関本土側の竹崎港の待合所と六連島港の待合所にもカラー印刷したものを掲示してもらっています。学生たちが自分たちで調査・フィールドワークしながら六連島の「あるもの」・地域の魅力をまとめたマップが、港を訪れる観光客や島の住民の方たちに見てもらえて何らかの役に立っているということは、少し誇らしく嬉しいようです。
 マップのパネルの後ろに、学生たちが作成した10数枚のポスターも掲示させてもらいました。これらは、学生たちがこれまで何度も島を訪れて、その都度撮りためた写真のなかからピックアップして、何人かで分担して、それぞれの写真にそれぞれの学生が考えた「言葉」が入っています。教員の私が言うのもなんですが、写真も、添えられている言葉も、若い学生のフレッシュなセンスが生かされた素敵なものです。これらのポスターを、六連島自治会の方たちがせっかくだからと、漁村センターの2階の壁に貼り直してくださり、しばらく掲示を続けてくれます。
 なお、今回、初めて島を訪れた本学の基礎演習から希望した1年生の学生4名も、サークルメンバーの案内で少し島歩きを行って、六連島の魅力の一端に触れ、楽しんでいました。六連島ファンが、また少し増えたように思います。
 帰りには、自治会の方が今回もまたサークルメンバーにたくさんの素敵なお花をくださいました。学生たちは、改めて、島民の方々の優しさに触れ、「六連島が大好きになりました!」、「行けば行くほど、また行きたい!!と思える素敵な島です。」と感じていたようでした。
 調査やフィールドワークで六連島の方々には、たいへんお世話になりました。おかげさまで、サークルの学生たちは、大学の中だけではけっして学ぶことができないたくさんのことを島民のみなさんから教えていただき、学ぶことができ、楽しく貴重な経験をさせて頂きました。島民のみなさん、ありがとうございました。
 なお、学生たちが今回の六連島フィールドワークを通して感じたことの一端を、日本遺産探Q会のホームページ(2018年11月5日「六連島コンサートに参加しました!」)で紹介しています。ぜひ、みてください(https://shidai-nikkyu.amebaownd.com/posts/5129328)。

(公共マネジメント学科 教授 水谷 利亮)