毎年、冬を中心にノロウイルスによる食中毒が多発しています。ノロウイルスは、食品から人、人から食品への感染が広がり、集団食中毒につながる恐れもあります。ノロウイルスによる食中毒を防ぐため、『加熱・手洗い・消毒』をしっかりと行いましょう。
1.ノロウイルスとは
- 小型の球形ウイルスで、体内でのみ増殖します。
- 感染力が強く、10~100個程度の少量のウイルスでも感染します。
- 感染後、1~3日で発症します。
- 85℃、1分間以上の加熱で死滅します。
2.症状と感染経路
- 主症状は嘔吐や下痢で、その他 軽度の発熱、腹痛など、症状に個人差があります。
通常、数日程度で回復しますが、回復後も1週間程度はウイルスを排出することがあります。 - 感染経路はほとんどが経口感染で、ウイルスに汚染された食品を生又は十分に加熱調理しないで食べた場合や、家庭や共同生活施設など、人同士の接触する機会が多いところで、飛沫感染する場合があります。
3.予防方法
- 手洗いは、食中毒や感染症の基本です。
外出先からの帰宅時や調理時(特に生の肉や魚介類を触った後)、食事の前など石鹸を使用し、流水で必ずよく手を洗いましょう。 - ペーパータオルを利用し、タオル等の共有は避けましょう。
- 食材(特に二枚貝などの魚介類)は新鮮なものを選び、十分に加熱調理して食べましょう。
※中心部の温度が85℃、1分間以上の加熱が目安です。
[掲載日:2022.12.2]
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