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教員情報(学位及び業績)
教員詳細
佐藤 隆
SATO Takashi
- 所属
- 経済学部 経済学科・大学院経済学研究科
- 職位
- 教授
- 役職
研究者情報
専門分野
産業組織論、社会福祉の経済学(家族の経済学)
担当科目
産業組織論Ⅰ・Ⅱ、計量経済学Ⅰ・Ⅱ、専門演習Ⅰ・Ⅱ、基礎演習
学歴
1988. 3 名古屋大学大学院経済学研究科前期課程修了
1991. 3 東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学
取得学位
経済学修士
所属学会
日本経済学会、日本金融学会、日本応用経済学会、中四国商経学会
研究キーワード
現在の研究テーマ
[産業組織論]
ゲーム論を応用した理論的産業組織論が主たる研究テーマである。企業による戦略的行動や政府による政策が、その産業の発展・進化にどのような影響を及ぼすかをとらえて、産業発展のメカニズムの解明を行なっている。
[社会福祉の経済学(家族の経済学)]
家族の経済学をベースとして、さまざまな福祉の問題を経済学的観点からその解明に取り組んでいる。例えば、出産数を遺産動機に関連づけて内生的に決定するモデルを作り、少子化問題について考察を行なってきた。今後は地域社会と家族とのかかわりの中で、社会福祉の問題の解明を行ないたいと考えている。
主な研究実績・活動
1.On Cournot-Bertrand Mixed Duopolies, Japanese Economic Review, 1996, vol.47, No.4, pp.412-420.
2.Government transfers and Smaritan’s dilemma in the family, Public Choice, 2004, vol.118, pp.77-86. (with R. Futagami and K. Kamada)
3.Bequest Motives and Fertility Decisions, Economics Letters, 2006, vol.92, pp.348-352. (with R. Futagami and K. Kamada)
4.Altruism, Environment Externality and Fertility, Discussion Paper Series, No.0607, Institute of Economics, Chukyo University, 2006. (with M.Hirazawa and K. Kamada)
5.Altruism, Liquidity Constraint and Education Investment, Discussion Paper Series, No.0803, Institute of Economics, Chukyo Univerty, pp.1-31, 2008. 8.(with Ihori,T and K. Kamada)
6.「公的年金・介護保険が親子の相互依存関係に及ぼす影響―居住地選択を考慮した分析―」:平成19-20年度科学研究費補助金(基盤研究(C))(課題番号:19600002), 2009.年6月(釜田氏との共著)
7.第5章「仲卸を中心とした『依存と競争』のメカニズム」、濱田英嗣編著『下関フグのブランド経済学Ⅰ』筑波書房に所収、pp.61-69 2009年9月
8.「低価格設定に対する独占禁止法による規制の意義と限界-産業組織論の観点から-」九州法学会会報,pp.67-71, 2010年
9.「変貌するフグ流通市場における理論的考察-市場取引と非市場取引との比較について-」濱田英嗣編『下関フグのブランド経済学Ⅱ』筑波書房,第5章に所収,pp.86-104,2012.
10.Existence and Uniqueness of Nash Equilibrium in Aggregative Games: An Expository Treatment, Pierre von Mouche and Federico Quartieri ed.
Equilibrium Theory for Cournot Oligopolies and Related Games,Chapter 3, pp.47-61, Springer International Publishing Switzerland, 2016. (with R.Cornes)
11.「シミュレーションモデルによる最適分散出荷戦略と後出し(槍ヶ岳)出荷パターンとの比較」, 濱田英嗣編「宮城ギンザケ養殖の産地再生課題-新たな産地経営に向けて-」 水産産振興, 第580号(第50巻 第4号)pp.71-83,2016
12.Altruism, Liquidity Constraint and Investment in Education, Journal of Public Economic Theory, Vol. 19, Issue 2, pp.409-425, 2017.(with T.Ihori and K.Kamada)
13.On Cournot Equilibria Uniqueness: at 0 Discontinuous Industry Revenue and Decreasing Price Flexibility, International Game Theory Review, 2019, 21, issue 2, pp.1-19. (with Pierre von Mouche)
14.Altruism, Environment Externality and Fertility. Environment and Development Economics, Vol. 24, Issue 3, pp.317-338, 2019. (with Makoto Hirazawa and Kimiyoshi Kamada)
授業・ゼミ
私のゼミ
A.企業戦略についてのさまざまな諸問題をケース・スタディとしてとりあげ、具体的に企業戦略を学ぶことを目標とする。実際に企業でおこった戦略上の問題点をとりあげて、それに対して企業がどのように取り組むべきかをゼミのメンバー全員でディスカッションをしながら、企業戦略のあり方を探っている。
B.近年進展が著しい行動経済学について学ぶ。生身の人間(ヒューマン)の実験的観察を通じて、現実にはどのような行動がとられるかを考察し、それを通じて経済学の再構築を目指す。