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教員情報(学位及び業績)
教員詳細
嶋田 崇治
SHIMADA Takaharu
- 所属
- 経済学部 経済学科
- 職位
- 准教授
- 役職
研究者情報
専門分野
財政学 地方財政論
担当科目
財政学、地方財政論、専門演習I・II
学歴
横浜国立大学経済学部卒業
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士課程前期修了
慶応義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得満期退学
取得学位
修士(経済学)
所属学会
日本財政学会、日本地方財政学会、西日本財政学会
研究キーワード
現在の研究テーマ
「ドイツの相対的財政健全性」
近年、ドイツは世界的な財政危機の影響を受けながらも、相対的に優れた財政パフォーマンスを維持している。ドイツの相対的財政健全性への注目は今に始まったことではなく、戦後ことあるごとに議論の対象とされた。こうしたドイツの相対的財政健全性を支えた主な要因の一つには、ドイツの保守的な財政金融の伝統がある、と一般的に指摘される。こうした通説的議論のどこまでが妥当なのかについて歴史的に考察していくことが現時点での研究テーマである。さらに国際比較を通じて、日本財政へのインプリケーションを引き出すことも大きな課題の一つである。
主な研究実績・活動
・「ハンブルクにおける住宅政策上の挑戦と課題ー住宅政策の残余化と分権化に対抗する動きに着目して」『生活経済政策』 第312号、2023年
・「ドイツ政府間財政関係を巡る近年の改革に関する一考察:連邦国家ドイツは「集権化」に舵を切ったのか」『下関市立大学論集』第65巻第3号、下関市立大学学会、2022年
・「ドイツ政府間財政関係の現在地とその行方」『生活経済政策』 第268号、2019年
・「ドイツの福祉財政―社会保険を核とした財政構造と税による財源調達ー」高端正幸, 伊集守直編『福祉財政』ミネルヴァ書房、2018年
・「下関市財政の近年の変遷と特徴―ニーズ変化への市の対応と困難」難波利光編『地域の持続可能性:下関からの発信』学文社、2017年
・「ドイツの所得再分配 : 保守主義型福祉国家における多様な選択」『生活経済政策』 第243号、2017年
・「住民参加の可能性と課題―必要を表出させる仕組みについての一考察(難波利光と共同執筆)」『下関市立大学論集』第60巻第2号、下関市立大学学会、2016年
・「日本における財政パフォーマンス―なぜ異常な債務を背負うことになったのか?(高端正幸と共同執筆)」井手英策、ジーン・パーク編『財政赤字の国際比較―民主主義国家に財政健全化は可能か』岩波書店、2016年
・「1975年ドイツ所得税改革と財源調達を巡る政府間財政関係の実態-連邦国家ドイツにおける相対的財政健全性の一考察-」『地方財政』第54巻第6号、地方財務協会、2015年
・“Explaining Japan’s Fiscal Performance ? Why has it Become an Outlier? (with Masayuki Takahashi),”in Park, Gene and Eisaku Ide, Deficits and Debt in Industrialized Democracies (Routledge Research in Comparative Politics), Routledge, 2015
・「フランス・ドイツの福祉国家への分岐(小西杏奈と共同執筆)」井手英策編
『日本財政の現代史I 土建国家の時代 1960~85年』有斐閣、2014年
・「土建国家と国際政治(茂住政一郎と共同執筆)」井手英策編『日本財政の現代史I 土建国家の時代 1960~85年』有斐閣、2014年
「ドイツにおける債務累積回避的な財政金融構造の形成過程」井手英策編『危機と再建の比較財政史』ミネルヴァ書房、2013年
・「ドイツ地方債改革:福祉国家における健全財政主義のあり方を考える」『地方財務』第694号、2012年
・“Policy Coordination in Fighting Inflation in West Germany, 1973-1975: Reconsideration over the Role of Fiscal Policy,” Keio Economic Studies, Vol.47, 2011
授業・ゼミ
私のゼミ
専門演習では、自らの「問い」を発見し、分析・考察し、「問い」に対する自らの答えを導き出す力を養ってもらいます。「やりたいこと」の領域と「できること」の領域とがあることをきちんと理解し、出来る限り両者が重なり合うように努力する。そういった経験をできるのが当ゼミの特徴だと思います。
社会活動
SDGsへの対応
日本の産業分析に基づいて、産業の育成や発展、とくに技術革新(イノベーション)が産業発展に果たした役割などについて