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地域調査研究

地域づくり イベント一覧

2021年度

「介護デジタルハッカソンin下関」最終審査会に本学学生が参加しました

1月22日(土)、下関市スマートシティ推進協議会主催の「介護デジタルハッカソンin下関」(※)の最終審査会が梅光学院大学で開催されました。

本学からも応募した学生が数名参加しました。また、他大学の学生・若手社会人なども参加しています。
10月のキックオフイベントで集まった参加者約30名が6チームに分かれ、介護の課題の解決を目指しスタートしました。各チームで出し合ったアイデアを具体化するため、3か月の期間の中、解決に向け活動しました。

最終審査会では各チームがそれぞれ独創的なアイデアを形にし、提案されました。また、発表の様子はYoutubeでライブ配信されました。

参加した皆さんは大変貴重な経験になったと思います。この経験を生かし、さらなる飛躍を願っています。

  • 「ハッカソン」とは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語で、アイデア+サービスを競うイベントです。

会場のようす

発表のようす

講演のようす

審査しています

結果発表・表彰式

最後に記念撮影


2019年度

下関市豊田町で援農活動

 本学の教員2名と学生9名が、下関市豊田町にて援農活動を行いました。本活動は、JA山口県下関統括本部、農事組合法人和泉の里及び本学と共同による、高齢化による農業の担い手不足解決に向けた、都市住民による援農活性化を目的とするプロジェクトの一環として実施しました。

 今回の活動では、水稲の種まきのほか、鉄コーティングを施した種を用いた水田への直播などを体験しました。直播は、労働力の減少に対応することを目的とした、作業効率化のための方法として導入されたものです。また、活動の意義を理解するため、JA職員の方から法人化のメリットや下関の農業法人の現状などについても詳しくご説明していただきました。

 様々な機械を活用した作業体験、おいしい昼食そして農家の方とのコミュニケーションなど、参加した学生にとっても非常に充実した1日となりました。本プロジェクトでは、今後も1年間を通して様々な援農活動を継続して実施していく予定です。

機械を使った種まき作業の様子

まいた種を覆い成長させます

手作りの昼食を満喫

下関市豊田町で援農活動

 本学の教員2名と学生3名が、JA下関統括本部主催の農業体験教室(キッズスクール)の活動の支援を行いました。今回参加したのは、下関市豊田町の杢路子清流館にて開催された餅つき活動です。子どもたちがついた餅の最後の仕上げ作業や、つきあがった餅を丸める作業を行いました。最後は完成した餅にきな粉をつけ、おいしくいただきました。子どもたちと共に食と農の楽しさを知ることができ、充実した1日になりました。

子どもたちのついた餅を仕上げます

出来上がった餅はきな粉をつけていただきました


2018年度

下関フグと日本遺産認定をセットにした下関市内インバウンド需要拡大戦略の検討

 文化庁の歴史遺産に登録された「関門ノスタルジック海峡」(フグ料理)に関係して、文化遺産の切り口からインバウンドに対するフグ食訴求の可能性を探るために、市文化財保護課さらに長府を中国人留学ゼミ生や日本人ゼミ生で探索した。

 長府に関しては、意外に中国人留学生から「観光コンセプト」が不明で、インバウンドを惹きつけるのは難しいといった率直な感想があった。

第1回下関フグを活用したインバウンド消費活性化検討委員会

 関西を中心にインバウンドによるフグ食が急速に伸びている中で、フグの本場である下関でもしっかりニーズを取り込み、下関フグを活用し地域経済活性化に寄与する目的で委員会を立ち上げた。委員にはフグ業界のみならず下関市観光業界や旅行代理店さらに市の国際観光推進室関係者等に就任頂いた。第1回会議では下関市観光政策課国際観光推進室植田禎俊室長に市が取り組んでいる観光振興の現状について、株式会社西國玄品ふぐ代表取締役社長大村美智也氏に関西でのインバウンドフグ食取り込み成功事例を講話頂き、委員各位が下関フグを活用したインバウンド対応が効果的であることへの認識を共有した。

第2回下関フグを活用したインバウンド消費活性化検討委員会

 第2回会議は委員各位から下関を訪れるインバウンドにフグ食をどう提供するか、意見やアイデアについて発言頂くことを目的に開催された。意見としては市内フグ料理店では収容人員が限定され、料理店間の連携をどう整備するのか、下関フグ情報を中国語や韓国語などに翻訳する多言語化対応の必要性さらに市内の大学で学んでいる留学生たちにまずフグ食文化を理解してもらうことも重要等々、様々な意見が出た。第3回委員会で最終的な対策取りまとめにあたり、それら意見も組み入れることで了承された。

下関市内を対象としたインバウンドアンケート調査(第1回)

 大型クルーザ船による団体観光客に対するアンケート実施を避けて、あえてクルーザ船が下関に入港しない日を調査日として、下関を来訪しているFIT(個人観光客)を対象にアンケート調査を行った。ゼミ生の中国人留学生(卒論テーマ)及び彼の友人達である市立大学中国人留学生5名、日本人学生1名(卒論テーマ)計7名で、カモンワーフ、唐戸市場さらに赤間神宮周辺で対面でのアンケート調査である。インバウンドの大半は門司港から関門汽船で下関に上陸し、カモンワーフ→唐戸市場→赤間神宮(台湾インバウンドはさらに日清講話記念館)ルートであった。唐戸商店街などを散策するインバウンドは皆無に近い。予想以上に香港、台湾からのインバウンドが流入していることが判明した。

下関市内を対象としたインバウンドアンケート調査(第2回)

 アンケート回収枚数100名以上を目指し、2回目のアンケート調査を実施した。調査メンバーは前回同様7名で行い、調査場所などもカモンワーフ、唐戸市場及び赤間神宮周辺で行った。第1回調査よりも慣れてきたこともあり、アンケート調査は順調に進み、目標回収数を達成した。終了後、1時間程度、彼らがアンケート用紙に記入しなかったことで、気づいた点などをミーティング形式で各自から報告を受け、調査の精度を高めた。第2回調査でも中国人インバウンドだけでなく多くの香港、台湾、韓国さらに少数の白人系インバウンドを確認できた。様々な国、地域から下関にインバウンドが訪れているにもかかわらず、大型クルーザ―船入船時のボランティアガイドも通常はおらず、多言語での観光案内情報も流されていないのが現状で、インバウンドはお金を下関に落としたくとも情報がないので落としていない実態が浮き彫りになった。

第3回下関フグを活用したインバウンド消費活性化検討委員会

 下関フグを活用したインバウンド対策に関する情報収集を目的に、カモンワーフ周辺でインバウンドを対象にアンケート調査を実施し、その成果に沿って具体的にどのようなインバウンド対策を提案すべきか、委員各位からその是非を含め意見を聴取し、最終とりまとめに反映させるために第3回委員会を開催した。

 主たる提案は、1)下関フグを食したいとするインバウンドは予想以上に多く、しかし多言語での情報提供が全くできていないので、機会ロスが発生していること、2)方策としてフグ刺を中心にメニュー単価3,000~5,000円だとビジネスとして成立する可能性が高いので、「フグ屋台村」を設営すること等を内容とした。

 委員からの意見として、たたき台案に概ね賛成するという意見が多数を占めた。しかし、もう少し踏み込んでこのようなインバウンド対策を誰が担うのか、提言を実現するために何をするべきかという意見も出された。

 それについて、JR鹿児島駅に近接し、業績好調な「かごっまふるさと屋台村」調査を踏まえ、実施主体としてはNPO法人が行政との連携等の面でも望ましい、といった説明があった。

 これら意見を最終報告書に書き込み、市及び業界団体に提言書として提案することを委員全員一致で承認した。

下関の観光ビジネス活性化に向けて、道の駅・生産者直売所の成功事例を視察しました

 道の駅や生産者直売所は地元消費者だけでなく、多くの観光客も訪れ、観光資源として注目を集めています。その中で、福岡県糸島にある「JA直売所伊都菜彩」は全国JA直売所の中でも売上高日本一の実績があり、「道の駅むなかた」も道の駅の中で九州一の売上高を誇っています。下関市内の道の駅がさらに市内の観光活性化に寄与するためにどのような工夫が必要かという視点から視察を行いました。

 一言でいえば、「JA直売所伊都菜彩」は新鮮な魚介類や青果を素材のまま提供しているというより、例えば魚は半身、切り身加工されたパック商品が多く、忙しい若い主婦等を念頭に消費者ニーズを強く意識した商品陳列が目立ちました。一方、「道の駅むなかた」は豊富な種類の魚介類を陳列し、スーパーでは購入できない商品の販売を心がけているように感じられました。この2つの直売所で共通しているのは「広大な駐車場」で「道の駅むなかた」ではさらに駐車場の拡張工事が進められていました。

 同じ生産者直売所といっても、スーパーマーケットの方向に進んでいるタイプ、土臭い直売所を固守しているタイプに分かれましたが、いずれも消費者に対する基本的戦略がはっきりと示されている点が実感として伝わってきます。

JA直売所伊都菜彩 店舗前にて

道の駅むなかた 店舗前にて

関門海峡夜景バス モニター試乗に参加しました

 北九州市・下関市連携事業「平成30年度関門地域夜間景観周遊バス運行等事業」に関する学生によるモニター試乗およびアンケートによる観光資源評価に参加してきました。

 関門海峡の夜景を眺めるバスツアー(食事コース付もあり)が有償ビジネスとして成立するかどうか、下関市立大や北九州市立大の学生に意見を聞きたいということから、応募してくれた学生共々夜の関門海峡を探索しました。バスの中ではガイドさんから海峡にまつわる様々な歴史等の解説があり、興味深かったです。この事業が果たして有償ビジネスとして成立するかどうか、今後の検証が待たれます。

夜景バス出発進行!

モニター試乗参加者の学生のようす

門司港レトロにて

めかり第二展望台にて


2017年度

豊北(角島)の観光実態調査

 角島大橋が2000年に架橋され15年余が経過したが、角島を訪れる観光客数はそれほど減少していない。この観光客を角島だけでなく豊北地区全体に導くことで、地域経済の活性化に繋げたい、という「豊北地区まちづくり協議会活性化部会」との連携に沿って、角島などの観光拠点で観光客を対象に①訪問した目的、②満足度、③改善点等についてアンケート調査を実施し、さらにそれを集計、分析することで、豊北地区観光の今後のあり方に資する資料を作成することが基本的な目的である。

 今回は、アンケート実施に先立って参加学生とともに豊北地区の観光スポットや史跡を巡り、先生役の「豊北地区まちづくり協議会活性化部会」の方々による非常に詳しい、熱心な説明を受け、豊北地区の観光資源に関する共通認識を得ることができた。同時に、人口流出に歯止めがかからない豊北地区を何とかブレーキをかけ、維持発展させたいという地域問題、危機意識を強く感じた。

松涛園から眺めた絶景角島

人類学ミュージアムで学芸員から説明を受ける学生

角島訪問参加学生の印象記

 地域インターンシップ活動で豊北地区まちづくり協議会地域活性化部会の方々にお世話頂き、角島を訪れました。参加学生の印象記の一部を以下で紹介します。

 角島周辺について感じた事、改善案等を以下で述べていきたいと思う。ここで前提として現地住民の生活を大事にすることを踏まえて述べていこうと思う。角島周辺が活性化したとしても周辺住民が生活に不便するようになっては本末転倒になるからだ。

 まず、角島に至る道中についてだ。道中は海岸線に沿っており、きれいな景色が続いている。しかし、その道中の多くが生い茂る雑草がその景色を遮っていた。渋滞の起こりやすそうな道だったので、そういうところを改善すれば来客者の不満を和らげることにつながるだろう。

 次に、人類学ミュージアムについてだが、ここは客層を絞ったほうがいいと考える。具体的には高校や中学の歴史の授業として誘致し、夏休みの研究等の推奨などを行い、そこから来客者を増やす取り組みを行うのが良いと考える。角島自然館についても同じで、対象を絞り集客することが必要と思う。

 角島全体では一般車の流入を制限すべきではないかと感じた。交通量が多くなる夏休みなど、島内で暮らす人たちが困らないように角島大橋の手前に立体駐車場棟を作り、ここからシャトルバスを運行する。また、しおかぜの里にも立体駐車場を設立し、島内部を回るレンタルサイクルを推奨するのも良い。そのために立体駐車場の料金設定を高めに設定する一方、シャトルバスは無料運行、レンタルサイクル料金を安めに設定し、自家用車での島内観光は別途料金をかける。これで島内の自然を堪能してもらえるほか、島内の住民生活を圧迫することがなくなる。島内、周辺の渋滞も改善できる。ただ、初期費用がかなり大きくなってしまう。また、レンタルサイクルも通常の自転車だけでなく、電動サイクルの導入も必要になるだろう。

 周辺の自然を生かしたグランピングの導入は宿泊関係の問題解消になるだろう。現在稼働している宿泊施設も送迎用シャトルバスの導入で集客を見込めるのではないかと思う。

 角島周辺だけでなく豊北町一帯の活性化を図るなら長期的な計画が必要であるし、角島だけを活性化するのでは今とあまり変わらない。周辺も改善が必要だろう。しかしそれは、冒頭で述べたように地域住民のことを考えた上での開発が必要である。

豊北(角島)観光実態調査に向けて

 地域インターンシップ活動で角島を中心とした豊北地区の観光実態調査を8月と10月に計画しています。今回は、その本調査前の「予行演習」を角島の「しおかぜの里」で実施しました。参加学生は10名、全員見知らぬ他人にアンケート調査を依頼するという経験はありませんので、2人1組でアンケート調査項目に沿って聞き取りを行いました。

 開始当初は、協力依頼した方から断られたりして、緊張した面持ちの学生もいましたが、次第に緊張もほぐれ「予行演習」は概ね狙い通りとなりました。8月上旬の本番では参加学生各自が一人で滞りなくアンケート調査を実施することが課題の一つとなります。学内の講義とは一味違った体験を通じて彼らが成長することを期待しているところです。

アンケート調査の様子1

アンケート調査の様子2

アンケート調査の様子3

豊北(角島)観光実態調査を実施しました

 地域インターンシップ活動で角島を中心とした豊北地区の観光実態調査を8月8日に実施しました。調査場所は角島の「しおかぜの里」、「海士ヶ瀬公園」及び「道の駅北浦街道」の3ケ所で、参加学生は総勢11名でした。当日は豊北地区まちづくり協議会活性化部会の皆さんが強い日射を避けるためわざわざ天幕を立てて下さるなどご支援を頂き、概ね計画通り200名の方々からアンケートを回収することができました。

 参加学生たちは、それぞれが角島観光に関する観光客の生の声を聞いて、色々と感じた点があるようで改めてフィールドワークの教育効果が実感できました。帰りの車中でも「もっとこの点は改善したらいい」といった学生同士の会話で盛り上がりました。

 今回は主として「海水浴客」を念頭にアンケートを実施しましたが、秋の行楽シーズンに角島・豊北地区がどのように利用、評価されているのかの調査を10月に再度実施する予定です。

アンケート調査の様子1

アンケート調査の様子2

アンケート調査の様子3

豊北地区の活性化に関するワークショップ

 地域インターンシップ活動として、太陽館(滝部公民館)で開催された豊北地区の活性化に関するワークショップに参加しました。

 今回のワークショップには、43名(事務局・学生・教員等を含めた総数は50名)という多くの方が参加されました。6つの班に分かれ、10年後の理想の豊北に向け、変えたいこと・残したいことを考えました。3時間にわたるワークショップでしたが、和気あいあいとした雰囲気の中、活発な議論を行いました。うち1班は豊北高校の生徒のグループの参加でした。議論や発表もとてもうまく進められ、大人顔負けの内容となっていました。

 市大からの参加学生は、ワークショップ運営の補助係として参加しました。自分たちの豊北地区の将来を熱心に議論する様子に触れることで、まちづくり活動への関心を高めてくれたと思います。「楽しそうに議論している豊北地区の方々の様子を見て、自分自身もとても楽しかった」との感想もありました。

コーディネーターの菅正史准教授

ワークショップの説明

会場の様子

各グループの討論

埋まったワークシート

豊北高校の学生による報告

地域インターンシップ活動成果(豊北地区観光動向実態調査)の現地報告

 2018年2月3日(土)午後、豊北地区滝部公民館にて地域インターンシップ活動(豊北地区観光動向実態調査)で得られた観光客に対するアンケート調査結果を報告した。報告者は中村拓海、岡将樹、高木教道の3名で、いずれも豊浦地区、黒井地区、椋野地区で育った地域経済の問題に関心のある濱田ゼミの学生である。

 地元の観光関係者を含めた40名程の聴衆を前に、やや緊張した面持ちで、彼らは豊北地区観光が(1)角島大橋の景観に高い満足を訪問者に提供していること、しかし(2)道路事情や狭い駐車場、店舗数の少なさや情報提供不足など、さらに観光サービスを充実する課題があることを指摘した。質疑に入り、聴講者からは報告した数値の疑問、また今後の対策として短時間滞在観光客に可能な限り周遊頂くために、史跡などを説明するボランティアの組織化が必要と感じている、などの発言もあった。

 彼らにとって、生まれて初めての経験であったが、大学に帰ってからの反省会では「人前で話す経験をしてよかった」「就活に役立ちそう」という声があり、実りある地域インターンシップ活動となった。

学生による報告

学生による報告

質疑応答のようす

質疑応答のようす


2016年度

「彩の城下町長府・秋」にボランティアスタッフとして参加

11月19日・20日の両日に開催された「彩の城下町長府・秋」に、教員・学生がボランティアスタッフとして参加しました。

当日は、壇具川沿いに功山寺まで続く通りから忌宮神社方面までの散策路にキャンドルを並べ、日の暮れる時間にあわせての点火、キャンドルライトの管理、キャンドルの片付けなどの作業を行いました。徐々に暗くなってゆくにつれてキャンドルの灯りが鮮明に浮かび上がっていく風景は幻想的で、たくさんの来場者の方に楽しんでいただくことができて何よりでした。

当日、楽しく活動ができたのも、これまで実行員会の皆さんや他のボランティアスタッフの方々が準備を進めてくださっていたおかげです。受け入れていただき、ありがとうございました。

キャンドルを並べる作業です

夜になるとキャンドルの灯りが浮かび上がります

キャンドルを使ったデコレーションにも挑戦しました

菊川町で田植え・芋植え活動

 本年度の第1回目の地域インターンシップとして、下関市菊川町で都市農村交流事業をおこなっている、「貴和の里につどう会」の田植え・芋植え活動に参加しました。小雨がぱらつく中での作業でしたが、本学の教員2名と学生11名が参加しました。初めて田植えや芋植えをする学生もいましたが、地域の方に教えていただきながら1つ1つ手作業で、サツマイモの植え付けや、もち米の田植え作業を行いました。作業を続ける中で、だんだんと慣れてきて、スムーズに植えることができるようになったように思います。「貴和の里につどう会」での活動には、年間をとおして参加させていただく予定です。次は、秋頃に、今回植えた芋の芋掘りをする予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

芋植え作業についてレクチャーを受けています

サツマイモを1つ1つ植えていきます

「定規」を使って田植えをしていきます

おむすびと豚汁、おだんごの昼食をいただきました

菊川町でのまちあるきとワークショップ

 下関市菊川町で都市農村交流事業をおこなっている、「貴和の里につどう会」における、まちあるきとワークショップに参加しました。今回の活動は、久留米大学経済学部の学生との共同での活動です。久留米大学からは学生8名と教員1名が、本学からは学生5名と教員2名が参加しました。午前中は、「貴和の里につどう会」の取り組みについてレクチャーを受け、その後、3班に分かれてまちあるきを行いました。まちあるきの結果については、午後のワークショップにおいて議論をし、発表を行いました。「貴和の里につどう会」での活動にはこれまでも参加させていただいていましたが、今回はまちあるきを実施したことによって、これまで見たことがなかった神社や洞窟なども見せていただきました。「貴和の里につどう会」での活動は次回秋頃に、芋掘りイベントに参加させていただく予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

「貴和の里につどう会」の取り組みについてのレクチャー

まちあるきの様子

発表会の様子

集合写真

菊川町で稲刈り活動

 地域インターンシップとして、下関市菊川町で都市農村交流事業をおこなっている、「貴和の里につどう会」の稲刈り活動に参加しました。天候が心配されましたが、無事イベントが実施され、本学の教員2名と学生5名が参加しました。今回初めて菊川町での活動に参加する学生もいましたが、地域の方に教えていただきながら、5月に田植えをしたもち米を、鎌を使って刈り取りました。今回のもち米は、12月のもちつきで使用する予定となっています。次回は、11月に、芋掘りをする予定です。

 加えて、今回は、午前中の菊川町での稲刈り活動を終えて、午後からは吉田地区で開催される軽トラ市の見学を行いました。食べ物や野菜、洋服や雑貨など、さまざまな出店がならび、子どもから大人までさまざまな方が訪れていました。地域の方に、吉田地区でのまちづくりについてもお話をうかがい、大変密度の濃い一日となりました。

開会式の様子

刈り取った稲を束ねています

軽トラ市の様子

地域の方にお話をうかがいました

芋掘りイベントに参加しました

地域インターンシップとして、下関市菊川町で都市農村交流事業をおこなっている、「貴和の里につどう会」の芋堀りに参加しました。この芋は、今年の5月に本学の学生も参加して植えたものです(5月29日の活動内容を参照)。学生8名と教員1名が、秋晴れのもと、めったに手にしない鍬を片手に奮闘。地域の方とともに、額に汗しながらサツマイモを収穫しました。学生の奮闘ぶりに野生の鹿も応援(?)に来てくれました。

また、気持ち良い汗をかいた後の昼ごはん(おにぎり、豚汁、芋)は格別でした。

地域の方に教えていただきながら芋を掘り出します

使い慣れない鍬に悪戦苦闘

芋の選別作業のお手伝いもしました

豊田町で田植え活動

 本年度第2回目の地域インターンシップとして、JA下関の皆さんのご協力のもと豊田町の2つの農事組合法人「和泉の里」、「薬師の里」の農作業をお手伝いしました。豊田町での地域インターンシップは今年で2年目になりますが、今回は本学の教員2名と学生8名が参加し、現地で2班にわかれて、田植えやタマネギの皮むきなどをしました。現在では田植えも機械化が進んでいるとのことで、複数の田植機を使いながら作業を行いました。お手伝いしたのは、酒米「西都の雫」の田植えでしたが、苗を田植機まで運び、セットするなどの作業は手作業であり、それらの作業のお手伝いをしました。どのようにして米や野菜が作られ、出荷されるのか、普段あまり接する機会は多くはないですが、今回このように実際に作業に関わらせていただき、勉強させていただきました。本活動は、1年を通して継続される予定で、次回は7月9日となっています。地域の人々やJAのみなさまとの交流をとおして、農村部にて共同で農業を続けていくことの意味を考えていきたいと思います。次回もよろしくお願いいたします。

苗を運んでいます

田植機に苗をセットします

タマネギの皮むき作業をしています

昼食会での様子。おむすびと肉じゃがをいただきました

豊田町で防獣ネット設置活動

 地域インターンシップとして、下関市豊田町楢原地区の団体「楢原ゆうあい会」の活動をお手伝いしました。今回は、本学の教員2名と学生3名が参加し、イノシシやシカなどへの対策として、防獣ネット設置を行いました。近年イノシシやシカ、サルなどが現れ、作物を掘り起こして食べるなど、荒らしてしまうということで、「楢原ゆうあい会」では、本年度特に獣害対策に力を入れているとのことです。活動では、地域の方のレクチャーを受けて、まずは柵を設置しました。ハンマーを使ってポールを埋め込み、そこにヒモで結んで柵を設置しました。さらに完成した柵の上部にネットをかぶせ、簡単に柵を跳び越えられないような形での設置を行いました。参加学生にとって、鳥獣被害に遭遇したり、見聞きする機会は多くはなかったかもしれませんが、今回の作業を通して、現在農村が抱えている困難の一端に接することができたのではないかと思います。豊田町楢原地区での活動は、1年を通して継続される予定で、次回は7月に参加させていただく予定です。次回もよろしくお願いいたします。

レクチャーを受けています

まず柵を設置します

ネットをかぶせます

活動を終えての集合写真

豊田町で防獣ネット設置活動および森林整備作業

 地域インターンシップとして、下関市豊田町楢原地区の団体「楢原ゆうあい会」の活動をお手伝いしました。今回は、本学の教員2名と学生7名が参加し、2班に分かれて作業を行いました。片方の班では、前回に引き続き、イノシシやシカなどへの対策として、防獣ネット設置を行いました。近年イノシシやシカ、サルなどが現れ、作物を掘り起こして食べてしまうとのことでしたが、今回の作業で、前回から継続していた畑を囲う形での防獣ネット設置を完了させることができました。もう片方の班では、森林整備作業として、歴史道にある木を切るなどして、歩道整備を行いました。楢原ゆうあい会では、今年度特に獣害対策と歴史遺産の活用の2つに力を入れているとのことですが、歩道の整備を行ったことによって、豊田町楢原地区の歴史遺産を歩いて見て回るための歩道を確保することができました。午後には、楢原ゆうあい会の方にご案内いただき、実際に豊田町楢原地区の歴史遺産について歩いて見て回ることができました。豊田町楢原地区での活動は、1年を通して継続される予定で、次回は8月に参加させていただく予定です。今回楢原地区について勉強させていただいた点を、次回の活動の際に活かすことができればと考えています。次回もよろしくお願いいたします。

柵を設置します

ネットをかぶせます

豊田町楢原地区の歴史遺産について教えて頂いています

活動を終えての集合写真

豊田町で農作業とワークショップ

 下関市豊田町楢原地区の団体「楢原ゆうあい会」における、農作業とワークショップに参加しました。今回の活動は、8月17日の菊川町での活動に引き続き、久留米大学経済学部の学生との共同での活動です。久留米大学からは学生8名と教員1名が、本学からは学生4名と教員2名が参加しました。午前中は、4班にわかれ、地元の小学生とも交流・協力しながら、そばの種まき、水辺の整備、防獣ネットの設置、伝承の聞き取りをしました。午後は、楢原地区のまちづくりについて、ワークショップおよび発表を行いました。「楢原ゆうあい会」での活動には、秋以降も参加させていただく予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

防獣ネットの設置

水辺の整備

ワークショップの様子

集合写真

豊田町でキャベツの移植作業

 JA下関との共同で、豊田町の農事組合法人「和泉の里」の作業をお手伝いしました。本年度第2回目の今回は、教員1名と学生3名が参加。キャベツの移植作業に挑戦しました。炎天下のなかでの移植、水やり、除草作業は、なかなかハードでしたが、農家の方にしっかり指導していただいて無事に作業を終えることができました。これだけの労力をかけて生産されているキャベツですが、近年価格が安定せず販売面での苦労も多いとのこと。作業の途中には、サルの一群が畑のそばを駆け抜けていくアクシデントも発生し、農業の営みの厳しさを知った一日でした。

作業現場のキャベツ畑

作業中にサルの一群が接近

農家の方からのレクチャー

キャベツの苗を畑に植えました

豊田町でもちつき・キャベツの収穫作業

 JA下関の皆さんのご協力のもと、豊田町の農事組合法人「和泉の里」での作業に本学の教員2名と学生9名が参加しました。まず、午前中には、JA下関が開催しているキッズスクール(子ども向け農業体験)の子どもたちと一緒に、もちつきをして、ついたもちをまるめる作業を行いました。次いで午後には、キッズスクールの子どもたちとは別れ、現地でキャベツ畑の溝あけをしました。普段は機械で行うようですが、今回は昔ながらの方法として、クワで溝の土を脇によける作業を行いました。前屈みになって土をよける作業は短時間でしたがなかなかハードで、農作業の楽しさだけでなく、大変さも感じました。その後、キャベツの収穫作業もさせていただきましたが、切って収穫したキャベツから、水がしたたり落ちるその新鮮な様子に、感動した学生も多かったことと思います。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

もちつき

もちをまるめています

キャベツ畑での溝あけ作業

閉会式の様子

豊田町でショウブの植え替え作業

 下関市豊田町楢原地区の団体「楢原ゆうあい会」における、ショウブの植え替え作業に参加しました。本学からは学生5名と教員2名が参加しました。楢原ゆうあい会では、2007年から「花と歴史と安らぎの郷」として、地域づくりに取り組んでおられますが、今回は、休耕田にショウブを植えました。花を植え、歴史街道を整備することで、人々に地域を訪れてもらうことを目的としています。今回の作業では、まず、午前中は、ショウブをシャベルで掘り起こし、土を取り除く作業を行いました(一部機械を使いました)。午後からは、午前中に掘り起こしたショウブを休耕田に運び、植える作業を行いました。小雨がぱらつくなか、ショウブを掘り起こし、さらに植えなおしていく作業は、なかなかハードでしたが、全体で協力して作業を進めることができました。ショウブは6月に花が咲くとのことですが、きれいな花が咲いてくれることを楽しみにしています。「楢原ゆうあい会」での活動には、11月も参加させていただく予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

ショウブを掘り起こしています

ショウブをカゴに入れて運んでいます

教えていただきながらショウブを植えています

昼食会の様子

豊田町で防獣ネット設置活動

 下関市豊田町楢原地区の団体「楢原ゆうあい会」における、防獣ネット設置活動に参加しました。今回は本学から学生5名と教員2名が参加しました。「楢原ゆうあい会」では、本年度特に獣害対策に力を入れており、防獣ネット設置活動は本学学生も6月、7月、8月の地域インターンシップでも参加させていただいています。ハンマーを使ってポールを埋め込み、そこにヒモを結んで柵を設置するという作業もずいぶん慣れてきました。当日は雨でしたので、防獣ネット設置活動は午前中で終わり、お昼には道の駅「蛍街道西ノ市」にて温泉に入らせていただき、午後からは屋内での活動となりました。午後は「楢原ゆうあい会」のみなさまに、これまでの「楢原ゆうあい会」の活動内容についてお話いただき、来年度以降のプランなどもうかがいました。学生からも質問が出ており、学生にとっても大変勉強になったことと思います。「楢原ゆうあい会」での活動には、次回は2月に参加させていただく予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

ショウブを掘り起こしています

ショウブをカゴに入れて運んでいます

教えていただきながらショウブを植えています

昼食会の様子

豊田町で活動報告会

 下関市豊田町楢原地区の団体「楢原ゆうあい会」における活動には、今年度継続して参加をさせていただいておりましたが、今回は3月ということで、今年度の活動報告会を行いました。本学からは教員2名が参加しました。まず団体側と市大側のそれぞれによる本年度の活動の振り返りや、来年度に向けての提案がなされ、続いて参加者による意見交換が行われました。「楢原ゆうあい会」では、「花と歴史と学びの郷づくり」に力を入れておられますが、今年度は本学学生も参加させていただくなかで、花壇整備や防獣ネット整備、山城跡への歩道整備などを進めることができました。リピーター学生の参加も多く、団体のみなさんとのコミュニケーションも取ることができ、一部には活動をもとに卒業論文を執筆した学生もいるなど、学生も楽しく活動するなかで、学ばせていただくことができたかと思います。来年度も活動に関わらせていただければと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

活動報告会の様子

団体による活動報告

市大教員による活動報告

意見交換


2015年度

菊川町で田植え・芋植え活動

本学の教員2名と学生4名が、菊川町で都市農村交流事業をおこなっている、「貴和の里につどう会」の田植え・芋植えイベントに参加しました。当日は晴天に恵まれ少し汗ばむような陽気のなか、地元の方に丁寧な手ほどきを受けながら作業を開始。昔ながらの手作業でサツマイモの植えつけや、もち米の田植えに挑戦しました。腰を曲げての作業は思いのほか大変で、田んぼのなかでは歩くのにも苦労しましたが、当初の目標だった作業を予定よりも早く終えることができました。今回の体験を通して、食べ物を育てることの苦労や面白さ、地元の方や他の参加者の方など異世代の人たちと触れ合うことの意義を学ぶことができました。地域インターンシップ活動では、今後も貴和の里につどう会の活動に年間を通じて参加を予定しています。秋に実った芋や稲を収穫できるのが楽しみです。

機械を使った種まき作業の様子

まいた種を覆い成長させます

手作りの昼食を満喫

菊川町でそばまき活動

本学教員2名と学生8名が、菊川町で都市農村交流事業をおこなっている「貴和の里につどう会」と、久留米大学の教員・学生と共同で、そばまき活動を実施しました。当日は晴天に恵まれ、炎天下のなか地元の方に指導を仰ぎながら種を畑に植え付けていきました。1時間ほどの活動でしたが、農作業の大変さを改めて理解する機会になりました。作業後には貴和の里につどう会の吉村会長から、会の活動に関する講演をいただき、過疎地域で住民が主体となって活動することの意義について学び・考えました。午後は、作業や講演の内容をもとに2つの大学の学生が共同で地域の魅力や課題を発見するワークショップを開催し、交流を深めました。

ライン引きのような農機具をつかったそばまき

吉村氏による講演

2大学の学生共同でワークショップ

稲刈りイベントに参加しました

いつもお世話になっている、菊川町「貴和の里につどう会」の稲刈りイベントに、本学教員2名と学生4名が参加しました。昔ながらの鎌を使った刈り取りと、稲を束ねる作業はコツのいる難しい作業でしたが、春に田植えをしたもち米がぎっしりと実っていることを実感しながら楽しく行うことができました。作業の後は地元の女性手作りの、新米のおにぎりと豚汁でおなかも満たして帰りました。かけ干ししたお米は、しっかり乾燥させたあとで脱穀され、12月のもちつきで使用します。

刈った稲の束ね方を教わる

落穂も集めて束に

刈り終えた稲はかけ干しに

菊川町で芋ほりイベントに参加

菊川町で都市農村交流活動に取り組んでいる「貴和の里につどう会」主催の芋ほりイベントに、本学教員2名と学生26名が参加しました。当日は天候にも恵まれ、秋晴れの空のもと、一般参加者の皆さんや山口大学の学生さんたちと収穫作業を楽しみました。サツマイモは5月に、蕎麦は8月にそれぞれ本学の学生も参加して植え付けを行ったもので、鈴なりになった芋を土のなかから掘り出したり、実のついたそばを刈り取った時の感動は大きなものでした。作業の後は地元の女性たちが腕によりをかけたおにぎりと豚汁をごちそうになり、掘ったサツマイモをお土産にいただきました。心もおなかも満たされる活動になりました。

土を掘ると大きく成長した芋が鈴なりに

刈り取った蕎麦は束にして乾燥させます

食事の際には茹でたサツマイモや落花生も振舞われました

菊川町でもちつきイベントに参加

 菊川町で都市農村交流活動に取り組んでいる「貴和の里につどう会」主催のもちつきイベントに、本学教員1名と学生26名が参加しました。今回のもちつきに使用するお米は、5月に田植え10月に稲刈りを行ったものです。地元の方が多数参加するなか、留学生も加わって楽しい活動になりました。

うすと杵でのもちつきに挑戦

地元の方から指導が入ります

菊川町でもちつきイベントに参加

 12月26日に、歌野清流庵で開催されたもちつきイベントに、本学教員1名と学生3名が参加しました。  清流庵は、築180年以上の歴史を持つ古民家で、ダム建設に伴う集落移転後も「歌野の自然とふれあう会」の皆さんが、山口大学工学部と連携しながら維持・管理を行っておられます。もちつきは年末の恒例イベントとなっており、市内外から多くの参加者が集まりました。

 参加した学生は、清流庵の庭で杵とうすを使ったもちつきに挑戦。日本の伝統を体験しながら、他の参加者との交流を楽しみました。

うすと杵でのもちつきに挑戦

地元の方から指導が入ります

豊田町で農事組合法人の活動を支援

地域インターンシップ活動の一環として、JA下関の皆さんの協力のもと豊田町の農事組合法人の活動支援を開始しました。初回である今回は、水稲の種まき作業に参加。大学生5名と教員1名が、農家やJA下関職員の皆さんと一緒に農作業を行いました。育苗箱に種たねをまきビニールハウスにそれを並べてゆく作業は初めての体験で、機械や農家の知恵の力をかりて作業を達成した時には大きな感動を味わうことができました。また、作業中の楽しい会話をとおして、集落で農業を続けていくことの意義や将来の地域農業の課題についても学び・考えることができました。この支援活動は1年間をとおして継続される予定で、水稲の生産過程をすべて体験する予定になっています。 次回は5月30日に田植えを行う予定です。

地元の皆さんを前に学生が挨拶。少し緊張。

機械を使った流れ作業。農業もハイテク化が進んでいます。

一緒に作業してくださったJAの職員さんと記念撮影。

豊田町で田植えのお手伝い

JA下関ご協力のもと、豊田町の2つの農事組合法人「和泉の里」、「薬師の里」の皆さんの農作業をお手伝いしました。1年間を通して水田管理支援を行う地域インターンシップ活動、第2回である今回はいよいよ前回種まきをしておいた苗の田植えです。教員1名と学生6名が参加し、小雨がぱらつくなか最新式の機械を使った農作業に参加しました。あいにくの天候でしたが、農家の皆さんは巧みに作業を進められ、当初の予定以上の成果を達成。少しはお手伝いの効果もあったかもしれません。今回の地域インターンシップ活動では、農村人口の高齢化が進むなかで機械や作業の共同化によって農地を管理してゆく意味を深く考えていく予定です。次回は7月に草取り作業を予定しています。

最新式の田植え機でも苗を積むのは手仕事

苗を育てた箱の裏にはナメクジがいっぱい

午後からは雨の中での作業でした

豊田町で農作業体験

JA下関のみなさんのご協力のもと、豊田町の農事組合法人の農作業をお手伝いしました。1年を通して農作業支援を行う地域インターンシップ活動の、今回は第3回目です。教員2名と学生6名が参加し、2班に分かれて、キャベツの定植、トマトの芽かき、アスパラのビニールハウス内での草取り、タマネギの皮むきなどの作業をしました。また、午後からは、豊田町における地名の由来についても教えていただきました。前回は小雨がぱらつく中での作業でしたが、今回は天候にも恵まれた中での活動でした。タマネギの皮むき作業も、だんだんと慣れてきて、手早くできるようになったように思います。様々な野菜が、どのようにして作られ、そして出荷をむかえるのか、今回複数の作業をさせてもらう中から、その一端を学ぶことができたと思います。次回の活動は10月を予定していますが、これからも、地域インターンシップでの活動を通して、高齢化が進む農村部において、共同で農業を続けていくことの意味を考えていく予定です。

キャベツの定植

箱いっぱいのタマネギを1つ1つ皮をむきます

午後からは豊田町の地名の由来について学びました

豊田町で稲刈りのお手伝い

JA下関のご協力のもと、豊田町の農事組合法人にて稲刈りのお手伝いしました。今回は、1年を通して農作業支援を行う地域インターンシップ活動の4回目です。教員1名と学生5名が参加しました。活動内容としては、2班に分かれて、稲刈りや、トマトの収穫、草取り作業などを行いました。稲刈りは初めての人も多くいましたが、地域の方に教えていただきながら、機械で刈ることができない、圃場の四隅について、稲刈りを行いました。1日の作業が終わる頃には、手早く作業できるようになっていたと思います。1年を通して行ってきた豊田町での地域インターンシップも、次回10月17日が最終回です。地域の人々との交流を通して、高齢化や人口流出が進む中、集落で農業を続けていくことの意味を考えていきたいと思います。

教えていただきながら、稲刈りを進めています

機械が入らない圃場の四隅について、稲刈りを進めています。だんだん慣れてきました

手作業で四隅の稲刈りを行った後は、機械で稲刈りを行います

豊田町で収穫祭を開催

本年5月から、地域インターンシップ活動の一環として、JA下関の皆さんの協力のもと豊田町の農事組合法人の活動支援を行ってきました。前回の活動で無事稲刈りを終えることができたので(一部では雨の影響で実施できず)、今回は最後の活動として収穫祭を開催しました。豊田町の絶景スポット狗留孫山に登り、活動を行ってきた地区を一望した後、もちつきに挑戦。つきたてのお餅を堪能しました。最後は、秋晴れの空のもと一緒に活動を行ってきたJAの方々と、地元の女性が作ってくださった食事をおいしくいただきました。学生も大満足の収穫祭でした。来年度も継続して活動を行ってゆく予定です。

狗留孫山の登山。修禅寺の奥の 院御開帳でにぎわっていました。

もちつきに挑戦

長門市俵山地区の俵山シャクナゲ園で花がら摘みのボランティア

 長門市俵山地区に3万本以上のシャクナゲの木が植えられている俵山シャクナゲ園(園主は金川さん)での花がら摘みに、下関市立大学からは留学生1名を含む4名の学生さんと地域共創センター関係の教員3名、学長夫妻の総勢9名が地域貢献の一環で参加しました。当日は、俵山地区の地域づくりに取り組むNPO法人ゆうゆうグリーン俵山が呼びかけて、市内外から小学生から大人まで約100名のボランティアが参加し、来年の春にはまた美しいシャクナゲの花がたくさん咲き誇ることを願いながら、みんなで2時間ぐらい一所懸命に花がら摘みをしました。

 シャクナゲの花は、今年の5月くらいに咲いた花の花がらを1つ1つ手で取り除かないと、来年の花がしっかりと咲かないそうです。この花がら摘みのボランティアには、これまで何年にもわたって吉津先生や土屋先生のゼミ生などが参加するなど、下関市立大学の学生さんや教員が継続して俵山地区の地域づくりにかかわってきました。

 作業を終えたあとは、俵山地区の美味しいお米で作ったおむすび2つとたくあんが入ったお昼ご飯を頂いて、地域づくりに少しかかわった喜びをかみしめながら、美味しく食べました。おかわりも頂きました。 来年、ぜひシャクナゲの花が咲き誇る5月にまた訪れてみたいと思いました。

NPO法人ゆうゆうグリーン俵山の副会長さんのあいさつ

園主の金川さんの作業説明

1年生の学生さんが熱心に花がら摘み

市大の参加者が頂いたおむすびを持って記念写真

長門市宇津賀地区における市大生の2015年度第1回地域交流・フィールドワーク

 本学では、地域共創センターが中心となって、地域貢献・地域交流の一環として、2014年度に長門市からの受託研究により長門市宇津賀地区の地域づくり支援事業を、学生と教員がフィールドワークを組み込みながら行いました。2015年度も引き続き宇津賀地区の地域づくりの支援を行う予定です。そこで、今回は、その予備的調査と第1回の地域交流として、本学の演習授業である教養演習A(「地域づくり」ゼミ、水谷担当、受講学生5名)と専門演習I・II(「地方自治・地域づくり」ゼミ、同、受講学生合計15名)が合同で、宇津賀地区に地域交流とフィールドワークに行きました。

 午前中は、宇津賀地区まちづくり協議会の会長さんと副会長さん、事務局長さん、そして長門市の地域づくりの担当職員さんに、これまでの宇津賀地区における地域づくりの概要と今後の予定などについてお話を聞きました。学生たちも積極的に質問をして、それに丁寧に応答いただくことで、地域づくりの実態と課題、そして可能性について学びました。昼ご飯は、地域の婦人部の方にお願いして、ワカメむすびのお弁当を作っていただき、地域の食材の豊かさにふれながら美味しくいただきました。午後は、会長さんたちに案内をしていただきながら宇津賀地区の「あるもの探し散歩」を行って、宇津賀地区の自然や資源の豊かさを見て感じて学びました。

 このような地域交流や地域づくり支援活動を通して、学生たちが、教室での学びと現場でのフィールドワークによる学びが融合することで、社会や地域をみる視点が広がり、多様なものの見方ができるようになることをめざしています。今回も、地域の方たちの協力と支援、暖かい心遣いのおかげで、充実したフィールドワークを行うことができ、2015年度の長門市との地域交流活動をスタートすることができました。ありがとうございました。また、よろしくお願いします。

宇津賀地区の地域づくりのレクチャー

事務局のある旧文洋小学校前で

竹炭づくりの説明を聞く

宇津賀地区の美しい棚田と海

長門市の「第3回宇津賀地区ふるさとまつり」に専門ゼミ生と教員が参加しました!

 2015年11月22日(日)、長門市の宇津賀地区まちづくり協議会が中心になって「第3回宇津賀地区ふるさとまつり」が旧文洋小学校跡地で開催され、昨年に引き続き下関市立大学の学生や教員が参加して地域貢献として地域づくり活動に参加しました。

今年は、松本貴文先生と水谷の専門ゼミIの学生6名に加えて、大学院生で中国からの留学生2名、吉津学長など11名が参加しました。松本ゼミの学生2名が、本学が長門市から受けている受託研究の一環で宇津賀地区の住民に対して行った地域づくりに関するアンケート調査結果の一部について、速報版としてまとめた内容を住民の方たちにパワーポイントを使って報告しました。宇津賀地区にある魅力的な地域資源(「あるもの」)などの可能性とともに、地区の抱えている過疎・高齢化地域の課題についてアンケート調査結果を報告し、住民の方たちも熱心に聞いておられました。詳しい報告書は、研究グループの教員たちが2016年2月ごろには作成し、長門市内で住民の方たちに向けて報告会を開催する予定です。

立石地区の漁協の方たちが鮮魚の販売などを行っていたブースの裏側で、吉津学長の友人の漁師さんや漁協の組合長さんたちが下関市立大学生などに、七輪でサザエやサンマ、イカなどを焼いて、たくさん食べさせてくださいました。特に、サザエは醤油に少しの砂糖も加えて焼かれ、たいへん「まいうー」でした。また、まつりの後片付けでテントの解体やイスや机の撤去にも学生たちは積極的に加わりました。

終了後に、宇津賀地区のグローバルな観光スポットで、アメリカのニュース専門放送局・CNNが今春にウェブ上で発表した“日本の最も美しい場所31選”に選ばれている「元乃隅稲成神社」や近くの「龍宮の潮吹」なども視察して、「田舎」の可能性を再確認した有意義で楽しい1日でした。

下関市立大学からの多様な参加者たち

パワーポイントを使って住民の方たちに報告する学生たち

七輪で焼かれたサザエなどで幸せな一時を味わう学生たち

元乃隅稲成神社の日本で最も入りにくい賽銭箱に挑戦する学生

長門市油谷宇津賀地区における調査活動

 2015年12月3日(木)および4日(金)に、本学教員4名(水谷利亮・松本貴文・吉武由彩・吉津直樹)が長門市からの受託研究の一環として、長門市油谷宇津賀地区における調査活動を実施しました。本年度は、受託研究の2年目ですが、9月から10月にかけてアンケート調査を実施しております。今回は、アンケートでも住民からのニーズがあった「福祉の充実」について、長門市ゆや地区社会福祉協議会にて、サロン活動やデマンド交通など福祉活動の現状をご教示いただきました。また、山口県漁業協同組合立石支店にて当該地区における漁業の状況として、潜水漁や釣りや網による漁についてお話を聞かせていただきました。加えて、アンケート結果の途中経過について、宇津賀地区まちづくり協議会にてご報告し、会のみなさまからご意見をうかがいました。お忙しい中にもかかわらず、お時間をとってくださいましたみなさま、ありがとうございました。これらのアンケート調査およびインタビュー調査の結果については、2016年2月頃をめどに、さらに分析をすすめご報告させていただく予定です。

宇津賀地区まちづくり協議会におけるアンケート結果報告会の様子

長門市油谷宇津賀地区における調査報告会

 昨年度より、長門市からの受託研究の一環として、長門市油谷宇津賀地区における調査活動を実施してまいりましたが、2016年2月22日(月)に、2015年度の調査活動の報告会を行いました(「長門市市民協働シンポジウム2016 『宇津賀地区の今後の地域づくりにむけた住民調査』からこれからの地域づくりを考える」)。報告会には本学教員4名(水谷利亮・松本貴文・吉武由彩・吉津直樹)が参加し、報告会第1部では、本年度実施したアンケート調査の結果報告を、第2部では、宇津賀地区まちづくり協議会のみなさまやフロアのみなさまとともに、これからの地域づくりについて考えました。報告会では、サロンやデマンド交通などの福祉の充実、農業および漁業の存続の問題などが論点として指摘されました。これまで調査にご協力いただいたみなさま、報告会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。今後も、学生とともに地域に関わらせていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

多くのみなさまにご参加いただきました

第1部の様子

第2部の様子


2014年度

唐戸商店街七夕祭りの笹飾り作り

 唐戸商店街の七夕祭りに設置される笹飾りの飾り付けを行い、地域イベントに貢献しました。当日は講義日ということもあり、参加学生は少数でしたが、講義等で参加できなかった学生にも事前に短冊に願いを書いてもらい、それもあわせて飾りました。また、立ち寄った市民の方にも一緒に作業をしていただきました。参加学生が留学生であったこともあり、異文化体験・交流のよい機会になりました。

 参加学生からは、充実した時間を過ごせた、という感想があり、担当教員としても、唐戸サテライトキャンパスを市民との交流の場として活用していくことの意義を改めて感じました。来年度は、土日など、より学生に参加しやすい時間帯に設定したいと考えています。

唐戸サテライトキャンパスで活動しました

講義で参加できなかった学生からの願いも預かりました

市民の方にも作業に加わっていただきました

商店街アーケードの入り口のよく見える場所に飾り付けました

下関市菊川町轡井地区での田植え&芋植え活動

地元住民団体「貴和の里につどう会」が主催する田植え・芋植えイベントに本学学生12名(+教員2名)が参加しました。
少し暑いくらいの陽気の下、地域の方々の指導を受けながら、想定よりも早く(?)植えることができました。
参加学生から寄せられた感想の一部を紹介します。

「自然に恵まれて、景観、雰囲気がよかった」
「地域の受け入れ体制がしっかりしていた」
「体験だけでなく、いろいろと教えてもらった」
「地域住民と触れ合う機会が持てた」「交友関係が広まった」
「こういった活動をもっと増やしてほしい」
「受け身だけではなく、私たちからもアクションを起こすことが重要」

この他、「作業が少なかった(もっとやりたかった)」、「地域の人とのコミュニケーションの場が少なかった」などの指摘もありました。

こうしたみなさんの声を地域の方にも伝え、今後の活動をより充実したものにしてゆきたいと思います。

グラグラになっとらんかみといてなー

この線のところに植えるんやぞー

完了!管理・収穫と、 継続的にかかわっていけるといいですね。

下関市菊川町轡井地区での稲刈り活動

地域住民団体「貴和の里につどう会」が主催する稲刈り体験イベントに、本学の学生19名と教員2名が参加しました。6月に植えた稲を刈り、実りを実感。稲の束ね方などについて地元の方から指導をうけながら、はぜ掛けまで終えることができました。12月には、精米したお米でもちつきが予定されています。以下、参加した学生の感想を紹介します。

「地元の方が優しくて作業の方法を丁寧に教えてくれた」
「稲刈りに参加してかつての日本の暮らしが理解できた」
「学生はもっと地域の農作業に参加すべきだと思う」
「学生の間でもっと地域の情報発信をしていきたい」

他にも、地域の暮らしに触れる機会を増やした方がよいという意見が目立ちました。これからも地域活動の場をどんどん拡大していきたいと思います。

稲を刈るのは思ったよりも重労働!

束ねるのが一番難しい!地元の方も熱血指導

作業完了!もちつきが楽しみ!?

下関市菊川町轡井地区でのもちつき活動

地元住民団体「貴和の里につどう会」が主催するもちつきイベントに、本学学生13名と教員2名が参加しました。

6月の田植え、10月の稲刈りと、1年間かかわってきたお米をついに食べられるとあって、学生も張り切って作業に臨みました。杵とうすを使ったもちつきは、思いのほか重労働で技術的にも難しいものでしたが、地元や古参の参加者の方々からご指導いただき、最後は学生たちも見違えるように上手くつけるようになりました。

出来上がったおもちは、すぐに丸めてあんこや黄粉と一緒にふるまわれ、学生も大満足。最後にはおみやげまでいただきました。

地域文化のなかには、人をひきつけ、楽しみの場を創造し、地域を活気づける力が秘められています。しかし、地域住民の皆さんだけでは維持することが困難なものになりつつあることも事実です。来年(2015年)も学生とともに、少しでも地域文化の保全に協力できるような活動を続けていきたいと思います。

もちをつく!腰が入っていないとだめだそうです!

もちを丸める!力加減が難しかったですね

もちを食べる!!3種類の味を堪能しました

「豊田のホタル祭り」運営ボランティア

今年で47回目を迎えた下関市豊田町の一大イベント「豊田のホタル祭り」に、本学学生29名と教員2名が運営ボランティアとして参加しました。
最初に、全員で竹灯籠を作成、所定の位置に並べて、ロウソクを入れて設置しました。
その後はグループに分かれ、ステージイベントやブース(露店)販売の補助、会場のゴミ拾い、竹灯籠の点火などを行いました。

以下、参加学生の感想の一部を紹介します。

「祭りに参加することで地元の人とふれあえてよかった」
「また来てよ?!と言われて嬉しかった」
「竹灯籠を眺めて喜んでいる人々の声が聞こえて嬉しかった」
「事前の宣伝、企画段階から力になれると思った」
「ボランティアなしでは成り立たないところは課題だと思った」

地域の方からも感謝の声をいただいております。
参加者のみなさん、長時間にわたり、本当におつかれさまでした。

竹を括る作業は思った以上に難しかったですね

贅沢!日本酒で流しそうめん!

自分たちで作った竹灯籠をバックに一枚達成感がありました

長門市宇津賀地区で市大生が自分たちで実践したい地域づくり活動事業の提案

 本学の演習授業である教養演習B(「地域づくり」ゼミ、水谷担当、受講学生26名)では、長門市の受託研究における長門市宇津賀地区の地域づくり支援事業と関連して、これまでフィールドワークを行いながら地域の「あるもの探し」・地域資源の再発見や地域づくりに関する提案作業などを行ってきました。

 12月9日が演習の最終回でした。前半は、前回の授業に引き続き、これまでのフィールドワークや調査・研究のまとめとして各自が作成したA4用紙1枚のレポートを報告してもらいました。そこでは、(1)長門市宇津賀地区の地域づくりに関する分析・考察(地域資源・「あるもの」や課題など)、(2)地区の地域づくりに関する提案・アイデア、(3)教養演習Bを終えての感想、が含まれていました。宇津賀地区については、実際に行くまでは、あまり魅力がないように感じていた学生がけっこういましたが、実際に何度か地域を訪れて、地域の方たちと一緒にまち歩き・「地元学散歩」をすることを通して認識が変わったという意見がありました。宇津賀地区の「あるもの」の多さや豊かさに驚き感動して、都市とは違った「ものさし」・お金に換算できない「豊かさ」に気づかされた学生がたくさんいたことは、演習授業としては大成功であったと喜んでいます。

 9日の授業の後半では、最後のまとめとして、5つの班に分かれてワークショップを行いながらアイデアを出し合って議論して、今回参加した学生たちが自分たちで実践したい宇津賀地区における具体的な地域づくり活動事業を「絵地図」におとしてまとめました。SNS(ツイッター等)の活用による地区の情報発信や、ゆるキャラを自分たちで作成してPRに使うこと、1日観光ツアーを企画することなど様々なフレッシュなアイデアが出てきました。

 この演習を通して、教室での学びと現場でのフィールドワークによる学びが融合することで、社会や地域をみる学生の視点が広がり、多様なものの見方ができるようになりうることを改めて実感しました。地域の方たちの協力と支援、暖かい心遣いのおかげです。ありがとうございました。

演習におけるワークショップの様子

各班の報告を真剣に聞く学生たち

自分たちで実践したい地域づくり活動事業の発表

自分たちで実践したい地域づくり活動事業案の1つ

地域と本学学生・教員の協働で「『地元学』で『あるもの探し』の宇津賀マップ」を作製!

 2014年度において、本学では、7月から地域共創センターが支援しながら教員と学生が協働して、さらに11月からは「東後畑集落を中心とする油谷宇津賀地域における農村資源保全継承と地域活性化」をテーマとした長門市からの受託研究として位置づけて、長門市宇津賀地区で地域づくりに関する調査・研究を行いました。この調査・研究では、「地元学」(吉本哲郎『地元学をはじめよう』岩波書店、2008年)の考え方と方法を参考にして、宇津賀地区の住民のみなさん・「土の人」と、本学の学生や教員など地域外の人・「風の人」がいっしょにフィールドワークや「地元学散歩」を行いながら地域の「あるもの探し」・地域資源の再発見と地域づくりに関する提案などを行いました。

 その成果として、2015年3月末に『海と山が出会う豊かな里、宇津賀(2014年度 長門市油谷宇津賀地区調査研究報告書)』をまとめ、さらに、それをもとにして地域資源に関する情報を盛り込んだ「『地元学』で『あるもの探し』の宇津賀マップ」を作製しました。このマップは、報告書とともに宇津賀地区の約400世帯の全戸に配布されました。

 その中で、私たちが見つけた宇津賀の「あるもの」として、竹や技、山の恵みと海の恵み、盛んな交流行事、住民同士の助け合い、宇津賀の元気な組織とグループなどを紹介しています。また、「人と自然が豊かな里“うつか”」の絵地図として、写真や簡単な説明をつけたマップもあります。

 さらに、「うつか魅力アップ?大作戦!~宇津賀版、「地方創生」戦略~」として私たち下関市立大学の「風の人」からささやかな3つの提案をさせていただきました。(1)「ブリと米」が行き交うつながりの再興~「海」の人と「山」の人との交流UP?~、(2)「宇津賀ふるさと弁当」~「海」の恵みと「山」の恵みの融合UP?~、(3)「宇津賀学」入門!~「土の人」と「風の人」が宇津賀で「あるもの探し」UP?~、の3つです。地域づくりの参考にしていただければうれしいです。

 私たち下関市立大学の学生も教員も、宇津賀地区の「あるもの」の多さや豊かさに驚き感動しました。そして、都市とは違った「ものさし」・お金に換算できない「豊かさ」を改めて確認しました。宇津賀地区の住民のみなさん、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。

「地元学」で「あるもの探し」の宇津賀マップの表紙

うつか魅力アップ?大作戦!~宇津賀版、「地方創生」戦略~

私たちが見つけた宇津賀の「あるもの」

人と自然が豊かな里“うつか”マップ