奨学金
奨学金について
奨学金は、意欲と能力のある学生の皆さんが、経済的理由により学業をあきらめることなく、自立して、自らの意思と責任により、夢を追い求められるよう応援するためにあります。
奨学金を申し込む前に
STEP1:家庭の経済状況を把握する ~1ヵ月、1年間にどの程度必要なのか~
まずは、大学生活を想定し、月々もしくは年間の収入と支出を計算しましょう。
収入と支出を照らし合わせたうえで、本当に必要な金額を算出しましょう。もちろん、奨学金は大学卒業後に返還の義務があり、その義務を負うのはあなた自身です。あくまで、収支の差を補う程度の金額に留めておきましょう。
STEP2:奨学金の種類を把握する ~自分に合った奨学金を見つける~
奨学金は、大きく分けると「給付型」と「貸与型」があります。「給付型」奨学金は原則として返還の義務がありません(返還が必要になる場合もあります)。それに対し、「貸与型」奨学金は、大学卒業(貸与終了)と同時に返還の義務が生じ、一定の期間をかけて返還していきます。「貸与型」はさらに無利子タイプと有利子タイプに分類されます。給付型は実施している団体が少ないうえに、審査が厳しいのが現状です。
奨学金制度を実施している団体は、大きく分けると「日本学生支援機構」「地方公共団体」「民間奨学団体」があります。国の奨学金事業である「日本学生支援機構」は、日本で最も多く利用されている奨学金です。対して、「地方公共団体」「民間奨学団体」の奨学金は、無利子や給付型が目立ちますが、採用人数が少ない傾向にあります。
各団体によって、返還や利子の有無、貸与月額がそれぞれ異なります。各団体の特徴を調べ、自分の希望にあった奨学金を見つけましょう。
STEP3:申込み方法を把握する ~必要書類を揃える~
申込む前に、募集要項等を熟読し、以下の項目を確認してください。
- 1.各団体の定める出願資格、成績・家計基準等を満たしているか。
地方公共団体等の奨学金は各市町村の出身者に限定していることが多く、年齢制限を設けている場合もあります。 - 2.募集時期(締切)はいつか。
4~5月が多いですが、大学入学前に行う団体もあります。 - 3.出願手続きはどこで行うのか。
基本的には各団体の窓口にて行うものが多いですが、大学にて行うものもあります。 - 4.必要書類はなにか。
各団体によって提出する書類が異なります。取り寄せるのに時間がかかる書類(収入証明等)もありますので、早めの準備を心掛けてください。
以上の点に留意したうえで、必要書類を不備なく揃えて、期限までに申込みましょう。
奨学金Q&A
- Q
奨学金の種類にはどんなものがありますか?
- A
奨学金には、大きく分けて「給付型(返還不要)」と「貸与型(卒業と同時に返還の義務が生じる)」があります。また、「貸与型」には無利子タイプと有利子タイプがあります。
奨学金の種類としては、国の奨学金事業である日本学生支援機構奨学金のほか、地方公共団体(教育委員会等)や民間団体が独自の奨学金制度を設けています。
- Q
最も多く利用されている奨学金はなんですか?
- A
国の奨学金事業である日本学生支援機構奨学金です。
- Q
募集時期はいつですか?
- A
4月に集中しています。
【日本学生支援機構】
毎年4月に在学採用の募集があります。4月上旬に、出願説明会を実施しますので、奨学金の受給を希望されている方や検討している方は必ず参加してください。また、大学入学前(高校在学時)に奨学金を申請する予約採用制度があります。詳細については、在学する高校へお問い合わせください。【地方公共団体・民間団体奨学金】
各団体によって異なりますが、3~5月に集中しています。詳細は、希望する団体へお問い合わせください。 - Q
出願手続はどこで行うのですか?
-
A
大学や高校、各団体の窓口にて行います。
【日本学生支援機構】
在学採用については、大学入学後に大学窓口にて行います。
予約採用については、高校3年時に在学している高校にて行います。【地方公共団体・民間団体奨学金】
原則、各自が各団体の窓口にて行います。
(本学に募集依頼があったものについては、その都度掲示板等にてご案内します。) - Q
日本学生支援機構奨学金と地方公共団体等の他の奨学金との併給は可能ですか?
-
A
併給「不可」とする団体が多いです。
他団体奨学金との併給については、日本学生支援機構では禁止していませんが、日本学生支援機構以外の団体では併給を禁止しているところが多いです。詳細は、希望する団体へお問い合わせください。
- Q
家計や学力等の条件を満たしていれば、必ず採用されますか?
-
A
採用されない場合があります。
各団体が設ける条件や基準を満たしていることが前提ですが、満たしている場合でも予算及び採用枠の関係上、採用されない場合があります。
- Q
今年度の募集は終わっているのですが、どうしても奨学金が必要になりました。来年度の募集まで待つしかないのですか?
-
A
生計維持者の失業、破産、事故、病気もしくは死亡等又は火災、風水害等の災害等により家計が急変し、奨学金を緊急に必要とする場合は、随時募集を行っていますので、まずは学生支援班までご相談ください。
- Q
返還総額・返還期間はどれぐらいになりますか?
-
A
奨学団体、貸与金額、利率等によって異なります。
日本学生支援機構奨学金については、下記の「奨学金貸与・返還シミュレーション」サイトにて返還総額や月賦返還額、返済回数等の試算ができます。是非ご活用ください。
- Q
奨学金は途中で打ち切られたりしますか?
-
A
学業成績不振により廃止される場合があります。
奨学金は、経済的理由により修学に困難がある優れた学生に対して貸与(給付)されるものですので、修得単位が著しく少ない場合や留年した場合は奨学金が「廃止」となり、振込停止の上で奨学生の資格が失われます。給付奨学金の場合も返還を求められる場合がありますのでご注意ください。
その他、各団体の定める規程等に違反した場合は採用が取り消されたり、貸与(給付)が打ち切られたりします。規程等をよく読んで奨学生としての自覚を持ちましょう。
お問合せ先
学務部学生支援課
TEL: 083-252-0289